7's Essay

独り言だけど誰かに読まれたい散文と短歌。

我が家の庭に猫がいた ねこだねこねこのらねこかなと子どもたち

f:id:Library7:20221027224850j:image

正確には我が家の庭から少しはみ出た空き地の、我が家がまいた砕かれた瓦の上でくるっとなって日向ぼっこをしていた。

それを家の窓から見つけて、あっという間に外へ出て行った。でも少しだけおおきくなったので、近づけば猫が逃げることも覚えていて、遠巻きにして眺めていた。小学生の長女が少し近づいたところで起き上がってゆっくりと歩いて行ってしまった。

猫がいた、ただそれだけだが子どもたちにとってはすごい大事件なのだ、となんだか嬉しかった。

わたしは、昔一緒に暮らしていた猫が死んでしまってから(あるいは死なせてしまってから)、どうにも猫が苦手だし、猫というだけで癒しになると思っている現状の傾向も苦手だけれど、子どもたちの猫大好き!はすごいなぁと感心してしまった。そこに命の責任があることまではわからないだろうけれど、あるいはわからないからこそ、大好き!という気持ちだけで動けるのかもしれない。

 

(写真は太陽にあてると髪の色が変わるハッピーセットのリカちゃん人形)